MacbookproA1398電源がつかない
本日はMacbookproA1398電源がつかない端末修理ご依頼をいただきました。
ご依頼のあった端末はトラックパッドの付近に違和感があります。
突っ張っているような感じがあり、おそらくバッテリーが膨張してしまっているのであろうと予想できます。
まずは本体内部の確認をしてみましょう。

本体の裏のネジを外すと裏蓋が勝手に開いてしまうほどの圧力がかかっていました。

バッテリーはかなり膨張しており埃もすごいですね!
MacBook Proのバッテリーが膨張する原因は、主に以下のものが考えられます。
- 経年劣化: バッテリーは消耗品であり、長期間の使用によって劣化し、膨張する場合があります。
- 充電サイクルの回数: 充電を繰り返すことで、バッテリー内部の化学反応が進むため、膨張のリスクが高まります。
- 高温環境での使用: 高温環境下では、バッテリー内部の化学反応が活発になり、ガスが発生しやすくなり、膨張につながることがあります。
- 過充電: バッテリーを100%まで充電し続けたり、長期間接続しっぱなしにしたりすることで、バッテリーに負担がかかり、膨張する可能性があります。
- 衝撃: MacBook Proに強い衝撃を与えると、バッテリーセルが損傷し、膨張することがあります。
膨張の兆候
- MacBook Proのキーボードやトラックパッドが浮いている
- ディスプレイがわずかに開いてしまう
- ケースが変形している
- バッテリーが熱を持つ
上記の通り、今回は「MacBook Proのキーボードやトラックパッドが浮いている」これがはっきりと兆候として現れていたということとなります。
データの入った大切なMacBook Proのバッテリーを膨張させないためには次の予防策がおすすめです。
予防策
定期的な診断: Appleの診断ツールなどを利用して、バッテリーの状態を定期的に確認しましょう。
適切な充電: バッテリーを100%まで充電し続けたり、長期間接続しっぱなしにしたりすることは避けましょう。
高温環境を避ける: 高温になる場所での使用や保管は避けましょう。
衝撃を与えない: MacBook Proを丁寧に扱い、衝撃を与えないようにしましょう。
最初に予想をつけた通り、電源がはいらない原因はバッテリーとしてまずはバッテリー交換を行ってみます。
バッテリーは粘着テープと数本のネジで固定されているシンプルな作りとなっています。
バッテリーを取り付けて起動をためしてみますが・・・。
なんと電源が入りません。
しかしファンが動くようになり、本体に熱を帯び始めました。
これにより本体基板に電力が行き渡っているということがわかります。
正常に起動はしないですが、一歩前進です。

バッテリー故障の影響で基板のチップにもダメージを与えた可能性があります。
ここからは基板修理対応で進めていこうと思います。
また、結果は後日ブログ記事にいたします!!!