MacBookのCPU負荷を確認する

MacBookのCPU負荷を調べる方法はいくつかあります。以下に詳しく解説します。


1. アクティビティモニタを使用する(GUI)

macOS標準の「アクティビティモニタ」を使うと、CPU使用率をリアルタイムで確認できます。

手順

  1. アクティビティモニタを開く

    • 「⌘(Command) + スペースキー」を押して「アクティビティモニタ」と入力し、Enterキーを押す。

    • または、**「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」**を開く。

  2. 「CPU」タブを選択

    • 画面上部の「CPU」タブをクリック。

    • CPU負荷の詳細が表示される。

  3. 確認ポイント

    • 「% CPU」 → プロセスごとのCPU使用率

    • 「システム」 → macOSが使用しているCPU負荷

    • 「ユーザ」 → ユーザーアプリケーションのCPU負荷

    • 「アイドル」 → 何も使っていないCPUの割合

    • 「プロセス名」 → どのアプリがどれくらいCPUを使っているか

  4. CPU負荷の高いプロセスを終了

    • 負荷の高いプロセスを終了したい場合、該当するプロセスを選択し、左上の「×」ボタンを押す。


2. ターミナルを使用する(CUI)

ターミナルを使うことで、CPU使用率をコマンドラインから確認できます。

方法1:top コマンド

リアルタイムでCPU負荷を表示します。

sh
top -o cpu
  • CPU使用率の高いプロセス順に並び替えて表示。

見方

  • PID(プロセスID)

  • COMMAND(コマンド名)

  • %CPU(CPU使用率)

方法2:htop コマンド(より見やすい)

htopは、topの強化版です(要インストール)。

インストール

sh
brew install htop

(Homebrewが入っていない場合はこちらを参照)

実行

sh
htop
  • htopはカラフルで、マウス操作やプロセスの終了も簡単。

方法3:ps コマンド

CPU負荷の高いプロセスを一覧表示:

sh
ps -Ao pid,comm,%cpu --sort=-%cpu | head -10
  • CPU使用率の高い上位10プロセスを表示。


3. システム診断ツールを使用する

macOSには、より詳細なシステム監視ツールがあります。

sysdiagnose コマンド

全体のシステム状態を取得するには以下を実行:

sh
sudo sysdiagnose
  • 詳細なログを収集して、トラブルシューティングに役立つ情報を提供。


CPU負荷を下げる方法

CPUの負荷が高すぎる場合、以下の方法を試してみてください。

  1. 不要なアプリを終了アクティビティモニタで確認)

  2. バックグラウンドアプリを停止システム設定ログイン項目

  3. ブラウザのタブを減らす

  4. Spotlightのインデックス作成を停止

    sh
    sudo mdutil -a -i off
  5. Macを再起動


まとめ

  • 初心者向け → 「アクティビティモニタ」を使う。

  • コマンドが好きならtophtop を使う。

  • 詳細分析ならsysdiagnose を使う。

どの方法も簡単なので、好みに合わせて試してみてください!