iPhoneXSリンゴループ
本日はiPhoneXSの水没させてしまったというお客様からの修理ブログです。
症状は起動時のリンゴマークがついては消えて、ついては消えての繰り返し
いわゆるリンゴループという症状です。
この症状は本体起動時に何か物理的に故障していたり、システムのエラーが生じていると
発生しやすい故障です。
水没させたのは2~3秒程度、ということでした。
水没させた時は問題なくスマホを使用できていましたが、充電がなくなり
充電器のライトニングコネクタ を差し込んだところこの症状が発生したそうです。
では早速中を確認していきます。
まずはフロントパネルを開きます。フロントパネルは粘着テープで固定されています。
このテープは耐水性があるのですが、しっかりと固定されていた感覚があったので
もしやと思い端末の中を確認したところ
やはり目立った水没はありませんでした。
リンゴループ理由としてFaceIDケーブルの故障が考えられます。
これは、故障しているFace IDケーブルを接続していなければリンゴループから抜けて通常起動させることができます。
今回はFace IDケーブルの故障だけでしたのでこのようにFace IDケーブルを一時的に基板に接続せず起動する
方法で対処いたしました。
パーツ交換は可能ですが、FaceIDケーブルはその本体に1つだけというような、しっかりと紐付けされているものですので
代用が効きません。さらにイヤースピーカーもそのケーブルに取り付けられているため
Face ID ケーブルの故障=イヤースピーカーが本体に接続されていない。
と、本体がスピーカーを認識できていない状態に陥るケースが多くなります。
Face IDケーブルの交換は可能です。そうすれば顔認証は使えませんがスピーカーが故障していない場合は嫌スピーカーの
復旧が見込めます。
今回は交換無しの一端通常起動させるという流れの記事となりました。