iPhoneのストレージがいっぱい?

Amazonが提供している写真を保存できるサービスは、「Amazon Photos(アマゾンフォト)」という名称のクラウドストレージサービスです。

特にAmazonプライム会員にとっては、非常に強力な特典となっており、他のクラウドサービスにはない大きな特徴があります。


サービス名:Amazon Photos (アマゾンフォト)

1. 料金と容量の最大の特徴

Amazon Photosの料金体系は、Amazonプライム会員であるかどうかが最も重要です。

会員種別写真の保存容量動画・その他ファイルの保存容量料金
Amazonプライム会員容量無制限(枚数・ギガ数に制限なし)5GBまでプライム会費のみ(追加料金なし)
一般会員(無料)5GBまで(写真と動画を合わせて)5GBまで(写真と動画を合わせて)無料

  • 最大のメリット: プライム会員であれば、スマホやデジタルカメラで撮影した**写真を容量無制限、しかもフル解像度(非圧縮)**で保存できます。

2. 主な機能とメリット

容量・画質に関するメリット

  • 無制限&フル解像度保存(プライム会員):
    • 写真の枚数や容量を気にすることなく、すべてオリジナルの画質のままクラウドに保存できます。一眼レフで撮影したRAWファイル(無加工の画像データ)にも対応しています。
  • スマホの容量解放:
    • Amazon Photosにバックアップが完了した写真は、iPhoneやAndroidの本体から削除してストレージ容量を空けることができます。

利便性に関するメリット

  • 自動バックアップ:
    • 専用のアプリ(iOS/Android/PC)を設定すれば、スマートフォンで新しく撮影した写真や動画がWi-Fi接続時などに自動でクラウドにアップロードされます。
  • ファミリーフォルダ:
    • プライム会員は、最大5人までを「ファミリーフォルダ」に招待できます。招待されたメンバーも、自身のAmazonアカウントで写真の無制限ストレージを利用できるようになり、共有フォルダで思い出を簡単に共有できます。
  • 検索・整理機能:
    • アップロードされた写真の人、場所、物などをAIが自動で認識し、検索や絞り込みが簡単にできます(例:「犬」や「海」で検索)。
  • マルチデバイス対応:
    • スマートフォン、タブレット、PCのブラウザや専用アプリのほか、Fire TV Stickを使えばテレビのスクリーンセーバーとして写真を表示させることもできます。

3. 注意点(デメリット)

  • 動画の容量制限:
    • 写真が無制限である一方、動画はプライム会員でも5GBまでという制限があります。動画を多く保存したい場合は、追加料金を払ってストレージプランをアップグレードする必要があります(有料プランは100GBから提供されています)。
  • 利用がないと削除される可能性:
    • Amazonの規約に基づき、有料プランを利用していない場合、一定期間(180日以上など)サービスを利用していないと、ファイルが削除される可能性があるため、定期的にアクセスする必要があります。
  • 編集機能:
    • Googleフォトなどに比べると、クラウド上での写真の簡易編集機能は限定的です。

iPhoneのストレージ容量が少なくなっている場合、Amazon Photosは非常に有効な解決策になります。

特に、スマートフォンの容量を圧迫する最大の原因である写真に対して、絶大な効果を発揮します。

Amazon Photosが有効な理由

  1. 写真の容量が無制限(プライム会員):
    • Amazon Photosは、プライム会員であれば写真を容量無制限で保存できます。
  2. 本体から写真を削除できる:
    • iPhoneに保存されている大量の写真をAmazon Photosへ自動バックアップ(アップロード)します。
    • アップロードが完了し、クラウドに写真が安全に保存されていることを確認した後、iPhone本体に保存されている元の写真データを削除することで、iPhoneのストレージ容量を大幅に空けることができます。
    • 削除後も、Amazon PhotosアプリやWebからいつでも写真を見たり、必要に応じてダウンロードしたりできます。

注意点

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 動画は5GBまで: 動画のバックアップ容量は5GBまでという制限があるため、動画の容量解放にはあまり役立ちません。動画を大量に保存している場合は、他のクラウドサービスやPCへの移行を検討する必要があります。
  • アプリの容量は減らない: アプリ本体や、アプリ内で使用しているデータ(ゲームのセーブデータなど)の容量は、Amazon Photosでは減らせません。
  • バックアップ後の削除作業: アップロード後、iPhoneの設定で「写真を最適化」するのではなく、確実に容量を空けるためには、手動でiPhone本体から元の写真データを削除する必要があります。

結論として、写真のデータが原因で容量不足になっているのであれば、Amazon Photosは最もコストパフォーマンスが高く効果的な手段と言えます。

Amazon Photosの自動バックアップは、「同期」というよりは「アップロード(一方向のコピー)」に近い仕組みです。

仕組みの解説:「自動アップロード(一方向のコピー)」

Amazon PhotosのアプリをiPhoneにインストールし、「自動保存」機能をオンにすると、以下の流れで動作します。

  1. iPhoneからクラウドへ自動転送:
    • iPhoneの「写真」アプリに新しく写真が保存されるたびに、Amazon Photosアプリがそれを検知し、Wi-Fi接続時などにその写真のコピーをAmazonのクラウドストレージへ自動的にアップロードします。
  2. 独立して保存:
    • アップロードされた写真は、Amazonのクラウド上にiPhoneとは独立したデータとして保存されます。これは、iPhone内の写真データを削除しても、クラウド上の写真が消えないことを意味します。
  3. 「同期」ではない点:
    • GoogleフォトやiCloud写真(「写真の同期」をオンにした場合)のような双方向の同期ではありません。
      • 双方向同期:iPhone側で写真を削除すると、クラウド側からも写真が削除される。(逆も然り)
      • Amazon Photos(アップロード):iPhone側で写真を削除しても、クラウド側には写真が残る。

容量を空けるための動作

iPhoneの容量を空けるという目的においては、この**「一方向のコピー」の仕組みが非常に重要**になります。

操作結果
iPhoneで写真を撮る→ Amazon Photosにコピーがアップロードされる。
iPhoneから写真を削除→ クラウドにアップロード済みの写真は消えずに残る

そのため、ユーザー様ご自身で「アップロードが完了した写真」をiPhoneから削除することで、iPhone本体のストレージを空けることができます。クラウドには写真が残っているため、いつでもアクセス可能です。