iCloudとiCloud Driveの違いは?

iPhoneのiCloudとiCloud Driveは、どちらもAppleのクラウドサービスですが、役割が少し違います。簡単に言うと、iCloudはiPhone全体のデータを保存する場所で、iCloud DriveはそのiCloudの中にある、特定のファイルや書類を保存・共有するためのフォルダのようなものです。


iCloudとは? ☁️

iCloudは、Appleが提供する総合的なクラウドサービスで、iPhoneの様々なデータを自動的にバックアップしたり、Appleデバイス間で同期したりする役割を担っています。

具体的には、以下のようなデータがiCloudに保存されます。

  • 写真とビデオ: iCloud写真をオンにすると、写真やビデオが自動的にiCloudにアップロードされ、すべてのAppleデバイスで同じ写真を見ることができます。
  • 連絡先、カレンダー、メモ: これらの情報もiCloudに保存され、デバイス間で常に最新の状態に保たれます。
  • メッセージ: メッセージもiCloudに保存され、新しいデバイスに機種変更した際にも引き継ぐことができます。
  • デバイスのバックアップ: iPhoneが紛失したり故障したりしたときに備えて、iPhone全体のデータをiCloudにバックアップできます。これにより、新しいiPhoneにデータを簡単に復元できます。
  • Safariの履歴、リマインダー、ブックマークなど: その他の様々なアプリのデータもiCloudで同期されます。

つまり、iCloudはiPhoneのデータ全体を「まるごと預かってくれる倉庫」のようなイメージです。


iCloud Driveとは? 📁

iCloud Driveは、iCloudの機能の一つで、特定のファイルや書類を保存・整理・共有するために特化したサービスです。DropboxやGoogle Driveのようなオンラインストレージサービスとよく似ています。

  • ファイルの保存と整理: Word文書、Excelシート、PDFファイル、写真、動画など、どんな種類のファイルでも保存できます。MacのFinderやWindowsのファイルエクスプローラーのように、フォルダを作成してファイルを整理できます。
  • アプリとの連携: Pages、Numbers、KeynoteなどのApple純正アプリはもちろん、Microsoft Officeなどの他のアプリで作成したファイルを直接iCloud Driveに保存したり、iCloud Driveから開いたりできます。
  • デバイス間でのアクセス: iCloud Driveに保存されたファイルは、iPhone、iPad、Mac、Windows PC、そしてウェブブラウザからいつでもどこでもアクセスできます。例えば、Macで作成した書類をiPhoneで編集するといったことが可能です。
  • ファイル共有: iCloud Driveに保存したファイルを、他の人と共有することもできます。

iCloud Driveは、iCloudという大きな倉庫の中に作られた「個別のファイル管理用の棚」のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。


違いのまとめ 💡

特徴iCloudiCloud Drive
役割iPhone全体のデータのバックアップ、同期特定のファイルや書類の保存、整理、共有
保存データ写真、連絡先、カレンダー、メッセージ、デバイスバックアップなど多岐にわたるWord、Excel、PDFなどのファイル、フォルダ
アクセス主に各アプリ経由で自動的に利用される「ファイル」アプリやFinder、エクスプローラーからアクセス
イメージiPhoneデータの総合的な倉庫倉庫の中のファイル管理用の棚

Google スプレッドシートにエクスポート


どちらもストレージを共有 🤝

iCloudもiCloud Driveも、iCloudストレージという同じ容量を共有しています。

Apple IDを作成すると、すべてのユーザーに無料で5GBのiCloudストレージが提供されます。この5GBは、iCloudでバックアップされる写真、連絡先、メッセージ、そしてiCloud Driveに保存するファイルなど、すべてのデータで共有されます。

もし5GBを超えてしまった場合は、追加のストレージを購入することもできます。


どのようなときに使う? 🤔

  • iCloud:
    • iPhoneのデータ全体を安全にバックアップしておきたいとき。
    • 複数のAppleデバイス間で写真や連絡先などを自動的に同期したいとき。
    • 新しいiPhoneに買い替えるときに、前のiPhoneのデータを簡単に復元したいとき。
  • iCloud Drive:
    • 仕事の書類や学校のレポートなど、特定のファイルをオンラインで保存・整理したいとき。
    • Macで作成したファイルをiPhoneで確認したり編集したりしたいとき。
    • 友人とファイルを共有したいとき。

このように、iCloudとiCloud Driveはそれぞれ異なる役割を持っていますが、密接に連携しており、どちらもiPhoneをより便利に使うために不可欠なサービスです。