iPhoneの画面の焼きつき
iPhoneの画面の焼きつき(スクリーンバーンイン)について詳しく説明します。
画面の焼きつきとは?
画面の焼きつきとは、長時間同じ画像やUI要素を表示し続けた結果、ディスプレイにその残像がうっすらと残る現象のことです。特に有機EL(OLED)ディスプレイを採用しているiPhoneでは発生しやすいです。
焼きつきの原因
- 有機ELの特性
- 有機ELディスプレイは、ピクセルごとに発光する仕組みのため、特定の部分だけが長時間表示され続けると、その部分の発光素子が劣化し、色ムラが発生します。
- 高輝度での長時間使用
- 明るい画面を長時間表示し続けると、特定のピクセルが劣化しやすくなります。
- 静止画の表示
- ナビゲーションバーやステータスバーなどの固定表示部分が原因となることが多いです。
焼きつきを防ぐ方法
- 画面の明るさを自動調整にする
- 設定 → 画面表示と明るさ → True Tone や 自動調節 を有効にすることで、輝度を適切に抑えられます。
- ダークモードを活用する
- 設定 → 画面表示と明るさ → ダークモード をオンにすることで、黒色の部分が発光しなくなり、焼きつきリスクを低減できます。
- 自動ロックの時間を短くする
- 設定 → 画面表示と明るさ → 自動ロック で30秒~1分に設定すると、不要な画面点灯を防げます。
- 画面を定期的に変化させる
- 動画を見たり、背景を変更したりすることで、特定の画面が固定される時間を減らせます。
焼きつきが発生した場合の対処法
- 一時的な残像なら「スクリーンリフレッシュ」
- 一部の軽度な焼きつきなら、数時間異なる画像や動画を表示すると改善することがあります。
- 白い画面を長時間表示する
- YouTubeなどで「白い画面」を検索し、一定時間表示すると軽減する場合があります。
- 画面の色を調整する
- 設定 → アクセシビリティ → 画面表示とテキストサイズ で「色を反転」することで、目立たなくなることがあります。
- Appleのサポートを利用する
- 重度の焼きつきは修理が必要になるため、Appleの公式サポートに相談すると良いでしょう。保証期間内なら無償修理の対象になる可能性もあります。
焼きつきの発生しやすいiPhoneモデル
- 有機ELディスプレイを採用しているモデル
- iPhone X / XS / XS Max
- iPhone 11 Pro / 11 Pro Max
- iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
- iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max
- iPhone 14 / 14 Pro / 14 Pro Max
- iPhone 15 / 15 Pro / 15 Pro Max
- ※iPhone 14/15の通常モデルはLCDなので焼きつきにくい
まとめ
有機ELディスプレイの特性上、焼きつきは避けられませんが、明るさを抑えたり、画面をこまめに変化させることで予防できます。 もし発生してしまった場合は、軽度ならスクリーンリフレッシュで対応し、重度なら修理を検討するのがベストです。